2017年12月18日

新サイトに移行します

そろそろこのブログも手狭になってきたので、しっかりデモ曲も載せたいし、
ということで新サイトを作りました。

Gen-oh Akiyoshi's music works
http://gen-oh.session.jp

さらば、SEESAA。
といいつつ、このブログも残しておきますが。

今後は新サイトで活動していきます。
こうして、この3rdシーズン三千年の歴史は幕を閉じるのであった。


posted by 幻覚おじさん/gen-o at 23:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月02日

謎は全て解けた? アビーロードスタジオ

 実は、前回のアビロ(なんちゅう略語や)のミキシングの謎、書いて次の日に原因がわかりました。使用前・使用後にあまり差がないというアレですね。

 わかってみれば簡単で、要は「使用前」音源もアビロで録ったから、ということです(w)。そりゃそうか、と思うわけですよ。設備の整ったスタジオで激高いマイク・マイクプリ・ケーブル、コンソール、他プロセッサーで録っているんですわ。エンジニアのマイキングも普段通りでしょこれ。しかもちゃんとマルチトラックで録っている(でないとそのあとミキシングできないし)。
 というか、最低限のプリミックスやトリートはしているはずです。でないと音源にならないので。そこからしてレベルが高い(オソロシイ話です)。

 ハイレベルの「使用前」音源にハイレベルの正規ミックスしても、その差はあまり感じられないのは当然といえば当然。いやはや、恵まれているところはそれなりの悩み(?)があるもんですわ。
 たぶんユーザーの音源をどれか借りて載せれば良かったんだろうけど、権利関係で煩わしいことを避けるためでしょうね(演奏してるミュージシャンも無論プロと思われます)。もっと下手ミックスの使用前音源を用意すればいいんだけど、ここの大看板しょってるとそういう訳にもいかないのかもしれない。
(熟達したセッションピアニストは、もう身体に運指やコード進行が染み付いているから、めちゃくちゃ弾こうしてもできないそうですね。それと同じことがここのエンジニアにも起こっているに違いないw)

 今は日本も昔の有名スタジオなんかとっくに潰れてしまっているそうですが、現在残っているところは、それこそアビーロードスタジオとも戦えるクオリティのスタジオでしょう。この世界もグローバリズムといえそうですが、苛烈な時代です。
 経営が成り立っているところは、よほどオーナーやエンジニアが優秀でビジネスのセンスもある場所ばかりと思われます。

 話は少しずれるけど、スタジオも優秀、ミュージシャンも優秀、制作環境は整っている(ハードさえあきらめれば低廉)、良い音楽聞きたいリスナーもたくさんいる、なのに音楽ビジネスが全くダメなのはどういうわけか。これは世界中でそうですが。
 日本だけとっても、非常に才能あるミュージシャンは一杯いるのに、その曲が本当に音楽を聴きたい人のところまで届いていない(あ、自分のこと言ってるんじゃないよ。凄い方が多すぎです、あっしは修行中のおっさん)。どこかで目詰まりを起こしているんですね、きっと。

 これについては、いつか改めてまた。(といっても音楽業界を語れるほど内情知っているわけじゃないがw)
posted by 幻覚おじさん/gen-o at 02:44| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月27日

アビーロードスタジオの秘密?

(二つ前の記事からの続き)

良かったぁ、「AR Modern Drummer」の深刻なバグなんて無かったんや!

 今回は曲書いてる人間以外チンプンカンプンだと思うけど、敢えて……説明しよう。
 あ、ARというのは、Abbey Roadの略で、もちろんこれは世界で一番有名な音楽スタジオの名前です。ビートルズやピンクフロイドなどがここで数々の名盤を作ってきました。
 ロンドンにあるこのスタジオが録音・監修して作られているサンプリングの「ドラム音源」のひとつ、それが冒頭に書いた製品。すごい時代でしょ?

 ざっくり言って、この音源はミキサーやエフェクト(EQやらサチュレータやらリバーブやらディレイやらコンプやら)、それもかなり高品質なやつを内蔵していて、更に超高品質な録りの各サンプルと相まって、まあ何種類かあるプリセットのまんまで、非常にいい感じの音で鳴ってくれるわけですよ。やっぱ世界の一流スタジオだから、そこは。
 スタジオのミキシングコンソールが画面の中にあると思ってくれ。

 で、今回はその中からSparkle KitのR'nBというプリセットを使ったんですわ(ドラムキットも2種類ある)。
 そしたらね、アレンジが完成して、ミックスの準備でパラアウトした途端、大半の音が消えてしまって、非常に焦った。(もう専門用語の解説はしない)(笑)
 ルームとオーバーヘッドあたりは大丈夫だった。

 どうしてパラアウトすると音が消えるのか? これはバグだ!と思っていたわけよ。
(パラアウト=キックドラム、スネア、ハイハット…といった具合に、個別出力してファイルに落とす行為。あ、解説しちゃった)

 ところが、色々と試していると、どうも非常に小さな音でキックやスネア他が鳴っているのがわかった。消えたわけではないがやはりバグなのか? と思い、音源のミキサーセクションをあちこちチェックしていると、マスターでコンプを通しているのがわかった。犯人これでしたわ(笑)。ここでがっつりコンプ掛けて音を大きくしていた!

 パラアウトとするとマスターバス通らなくなるから、音が小さくなってた。
 だからDAWのミキサーでドラムバス作って、似た設定でバスコンプ掛けたら、アーラ不思議、ってわけでもないが元通り。

 それはいいが、問題はなんでこんなことをアビーロードのエンジニアがしていたか、ってこと。

 他のプリセットだと、パラアウトした段階で全部はっきり大きな音で出力されるんですね。(もちろん、どのプリセットもキックならキックごとにEQやらコンプやらできっちり音が作ってある)。ところがこのR'nBだけはこの段階では非常に音が小さい。

 つまりこれは、アビーロードスタジオの現在のドラムミックスのやり方なんだろう、と気付いて鼻血が出るほど興奮したぜ!(笑)

 パラの段階ではかなり小さめの音にしておいて、バスコンプでガーンと持ち上げると、確かにドラム各パートの間でいい感じの一体感が出て、R&Bで使われるあの感じのドラムサウンドになる。

 お家でドラム音源使っているだけでアビーロードのミックスの秘密が覗けてしまう。なんという良い時代だ。
 いきなり渡英して実際のアビーロードスタジオ行っても、ミキシングなんかまず見せてくれないだろうしね。(もっとも、今はここも多角経営で、ハイテクベンチャーと組んでエンジニア養成スクールをやってるらしい。伝承していかないと、この時代だから技術が消えちゃうんだって)
 あと、グーグルアースだかで確か内部をぐるっと回れたはず。こうなると一種の観光名所か?


 さて。今回の本題はこれからです(今までのは前置き)。
 そういえばアビーロードスタジオ(英語表記だとStudiosと複数形なんですね)のサイトまだ見てなかったなあ、と思って、実は今回見てみました。
 ビートルズのアルバムジャケットで写っていたあの横断歩道が見えるライブカメラとか、非常にくだらないコンテンツもありつつも、驚いたのが。
 ネット経由でミキシングやマスタリングを受け付けているんですわ!

 えええええ!?と思った人はよく訓練された情弱クリエイターだ! ちなみに自分もだ。いやー驚いた。昔ならアビーロードスタジオでミキシングなんて、メジャーでよっぽど売れていないと絶対無理ですからね。ほんとひと握りのアーティストの特権。それが今やお金さえ払えば誰でも受け付けて貰えるとは。文明はどんどん進歩しているな。

 気になるお値段は、現在のGBPレートだと日本円でミックス1曲が45000円位。マスタリングが1.5万弱だったかな?結構お手頃じゃないだろうか。
 ただ心配なのが、さすがにネット経由だから本物のエンジニアがやってくれるか確認できないこと。もしかしたら学生バイト君がテキトーにやっつけてるんではという疑惑が。一応、エンジニアの顔写真とプロフィールが出てきて、誰に頼むか指定できる体裁にはなってるんですが。


 で、ググってみたら、なんと数年前にここでマスタリングをした方のブログ記事が見つかった(そんな前からやっていたらしい)。スタジオ関係者の方らしいのでかなり信頼度は高そうですが、やはりバイト疑惑を持ちつつもエイヤ!っと依頼したら、ちゃんと曲ごとにマスタリングの方法論を変えてきてて、どうやら本職エンジニアが仕事してくれているらしいとのこと。
 いやー、これはいいんじゃないか?…と普通思うじゃないですか。
 あっしも一瞬思ったよ。
 ところがですね。

 ミキシング依頼ページの「ミキシング前」「ミキシング後」の音源があったので、試聴してみたんですよ。確かに、音は整理されてそりゃ良くなってる。EQやコンプでトリートして上質の音源に仕上がってますよ。
 しかし……それほど驚くような「変化」でもないかも、と。正直、これ位なら今の日本のスタジオでもクオリティは変わらないし、なんならもっと良くできるところは結構あるんじゃないか?と思ってしまった。
(まさか、そんな訳あるか!という人は実際のサイトへ行って試聴してみて下さい)

 ここで思い出したのが、90年代にインターネットが一般化した時に海外のネットニュースなんかで聞きかじった話。意外と海外には日本製CDのファンが多くて、それは品質がとても良いから。アメリカだけでなくヨーロッパからも、日本のアーティストはCDの音が良いから羨ましい、などど聞こえてきた。
 今にしても思えば、これはCD盤そのもののプロダクト品質だけでなく、録音やミキシング含めた(マスタリングも)クオリティが高かったからかもしれません。
 こういう話は音楽メディアでも見かけたしなあ。

 僕らが意識してないだけで、30年も前から録音・ミックスなどのスタジオワークは、日本も世界レベルになっていたんじゃないかと。もう今となっては機材も方法論も海外と国内で差はないだろうし。
 アビーロードのブランド信仰みたいなのが崩れてちょっとガッカリ(?)な話ではありますが。

 いや、でも、ネット経由のストリーミング再生だから、実際は帯域がかなり絞ってあるはずで、実はWAVで聞いたら凄かったりとか……やっぱりバイト君がやってたりとか?(笑)。ミックスは音源のブラッシュアップだけでなく、どういう方向でやるか、ってのもエンジニアが考えることだから、そこはアビーロードは優れていたりするんだろうか。
 情弱を騙す名前としては、ブランド力は最高ですが(怒られるわ)。
 だって人に「この曲、アビーロードでミックスしたんです」と言ったらどうなるか、考えてみたらわかるよね。主に団塊の世代の人は間違いなく飛び上がる(笑)。

 あ、なんだかんだ言ってもやっぱり音源やプラグインは最高にイイっすよ。(元々オリジナルハードの開発は、ここの伝統でもある。コンソールや有名なダブリングマシン等)。
 アビーロードスタジオ、意外とユーザフレンドリーなんだね、って話でした。
posted by 幻覚おじさん/gen-o at 15:17| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

とうとう完成!世界よ、これが2017年版ブランニューAORだ

記事タイトルは威勢いいけど、いざとなるとなかなか気後れするもんですね(笑)。
いかんよね、デモ曲なんだからもっとこうバーン!といかないと。
とりあえず無事公開です。

タイトル / unbreathin' blue
作詞・作曲・アレンジ・MIX&マスタリング / Gen-oh Akiyoshi
ボーカル / 飯岡あこ





 下のプレイヤー(ブログに直接アップ)の方が音が良いです。
 色々やってみたが、Soundcloudは無料ユーザにはかなり音質を絞ってきてるようだ。mp3で128/320とwavでチェックしてみたが、どれもかなり劣悪。全部128にエンコードしてるじゃ?という話があったが、下手をすると96位じゃないか。昔アップした奴の方が音がいいんで、経営難で方針変更したかも。

 それはともかく、どうですか!このボーカルさんの歌唱。不思議な仕上がりです。少年っぽい、と言ったら女性に失礼だけど、少し中性っぽい爽やかさがありますね。それでいて女性的な情感もたっぷり。相反する要素が矛盾なく同居してて、アップしてらっしゃるサンプル曲もこんな感じの歌唱だったので、一発で気に入ってお願いしました。こうなるんじゃないか?と思っていた以上の結果です。

 今回は仮歌ではなく本歌なので、かなり綿密に打ち合わせしつつ、じっくり取り組んで頂きました。楽曲の意図を考えつつちゃんと練習して下さる方だったので、待った甲斐はありました。この場を借りて深く感謝します。

 あとミキシングとマスタリングは難航したな、やはり本歌だから。どんどん欲が出て「こうしたらもっと良くなる」ってのがたくさん出てきて。経験した方はわかると思うけど、こうなるとマスターまで終わっているのにまたミックスに戻って……のが延々(笑)。まさにドツボです。

 かなり後まで悩んだのは、どうも音にクリアネスが欠けてたこと。余分な帯域は削ってるしなんでだろう?と、色々なヘッドフォンやスピーカーやPCで聞くうち、ふとダイソーの100円ヘッドフォンで聞いてみたら、なんと。エレピの中域が異常に膨らんでいて、これだ!と。意外とバカになりません、ダイソーヘッッドフォン。本格モニター用や音楽用は全帯域が聞こえる故に、聞こえすぎる欠点もある。バランスが悪いとダイソーの奴は一発でおかしなところが目立つので。これはミックスのチェックにオススメ。
(当たり前だけど、上手いメジャー曲のミックスはこういうのでもバランスが全く崩れません)

 で、ミックスに戻って調べたらエレピとボーカルの帯域がかなり被っていて、エレピはそれを見越してミドルを下げてたんだけど、それでも足りなかった。で、それ以上削るとエレピも痩せた変な音になってしまうので、今回はコンプのサイドチェインで逃げました。
 こいつの原理は、ボーカルの音量に合わせてエレピ側のコンプレッサーを深くかけて圧縮を大きくします、とすると当然音が小さくなるので、帯域の被りを軽減できるわけ。これがダイナミックに変化するので、リスナーには自然に聞こえます。
 プロの本格ミキシングだとこういう細かい作業を限りなくやってる。

 こういう苦労話はまた今度。なんか今後の展望も開けてきた感じだな。やはりデモ曲、作っていかないと絶対駄目だと思った。
posted by 幻覚おじさん/gen-o at 17:11| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月19日

近日公開!素敵クールでゴージャスなデモ曲

 このブログの読者はもしかすると、ブログ主は能書きばかり達者で(なんせ元ライターだからw)、本当は曲なんて全然書けないんじゃないか?と思っているかもしれません。いや、そこまで気にされてないか。
 そんな疑惑を払拭するため、というわけでもありませんが、コンペの合間にちょくちょく作業していたデモ曲がとうとう完成!ミックスに入るところです。こいつは公開しますのでお楽しみに。
 いい出来ですよ、ミドルバラードなAORです。好きに書くと全部AORになっちゃうみたいだ、やっぱり。曲を書いていて、今回はボーカル音域の縛りは考えずに書いたので、上がhiGだったり、ブルーノートが入って半音進行な箇所があったり、結構難易度が高いので、誰に歌って貰おうか、とそれが気がかりでした。
 ところがつい先日、理想的なボーカリストの方が見つかりました。現在交渉中。受けてくれるといいなあ。どんな仕上がりになるか正式依頼の前から楽しみな位です。アイドル曲ではないので(大人のためのPOPS)、かなりの表現力が必要です。この方にはそれがある、と思う。
 歌物ですから、ボーカルが一番大切ですからね。ミックスもきっちりやって、皆様にしっかりお聞きいただけるようにしたいと思います。

 いやあ、やっぱりコンペばかりではなくこういう曲も書いていかないとダメだな。こういうの作ってると、いつにもまして幸せだしね。


 以下、作曲やってる人間にしかわからん話。NIのSession Horns Proだけど、どうもキレがイマイチ悪いと世間で評判だが(自分もそう思う)、今回AOR定番の柔らかなブラス(判る人には判るよね?)を入れたいと思って、試しに使ってみたらあんれまあ。ずばりストライクじゃないですか。こういう使い方を想定していたのか、と。流石ドイツ、アメリカンなキレキレR&Bブラスより、ソフトでムーディなブラス作りの方が上手いらしい。Velocity低め(64近辺)でモロ「あの音」が出ます。なんという俺得仕様だ。
 まあ世間ではいまAORはほぼ求められていないんだけどな(爆)。そんなことは関係ない。良いものは良いんだから。


…とか言っているうちに、ボーカルさんからお返事が。OKだそうです。うっひょー、これは楽しみだぜ。AR Modern Drummerの深刻なバグを乗り越えてミックス進めるぜ!


え?公開時期? まだ未定ですわ(ドン!)
posted by 幻覚おじさん/gen-o at 15:11| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

こんな世界もあるんだ、と

 NHKの「日本人のおなまえっ」という番組が面白くて、風呂上りに(再)放送やってるとみているが、それでこの前見たレア苗字の回。あ、この番組は日本人の苗字からその家系のルーツを探るというもので、いわゆる名家だけでなく市井の庶民にも歴史があるんだ、と感心させられる。

 で、レア苗字で「鬼」が付く名で、あまりに珍しいのでここで書くと特定されちゃうので(笑)少し変えて書きますが、「七鬼川」という苗字。
 これはなんだろう、鬼がつくからといって本当に鬼とは関係ないのでは?と思うかもしれませんが、番組では本当に鬼に由来する苗字をいくつか紹介した後だったので、これもやはりそうでした。

 修験道の開祖、役小角にゴルァされて子分になった前鬼・後鬼という鬼がいたそうで、その後人間になったとか。で、後鬼というのは元々「女性」だったそうで、二人は夫婦になって、多くの子供を設けた。
 それが「七鬼山」「七鬼田」「七鬼川」……みたいにすべて苗字がつけられて、その家の一つがこの「七鬼川」さん(仮名)。

 そんな時代から続いている家系なので、当代の当主が出ておられましたが、それがなんと第61代。ひえぇ…。まあ聞いたことないです。20年×61として、約千二百年ですから、まあそんなもんでしょうか。
 宿坊(寺社に併設して参拝者や宗教関係者を泊める宿)を営んでおられるそうで、それでも残念ながら自分の代で終わりかもしれない、という。できれば続いて欲しいものですが。


 で、ここからが本題なんですが(長いな)、ちょうどこの宿坊に修験者のグループが泊まりにきていて、みなさん昔ながらの白装束の山伏の装束で、現代的な登山の装備と無縁の状態(足元は足袋だったかもしれない)。で、「鬼とは我々の修行仲間みたいなものです」なんておっしゃってる。
 番組中の修験道の紹介で映っていたのですが、命綱なしで岩場を伏せて登ったり(だから山伏という名がある)、まあほとんど夢枕獏の伝奇小説の世界、純和製ファンタジーですよこれは。日本は古い歴史がある国だからこういうこともあるんですね。
 こういう世界、こういう人生もあるのかと思って、グローバリズムだ、インターネットだ、北朝鮮ミサイルだなんだなんて無関係。仙人が出てきてもおかしくない超俗の秘境の話です。こんな生き方も、絶対に楽しいに違いないと思う。

 以前も何かの番組で見たけど、こういう厳しい修行をしている方は、意外と微笑みも爽やかな穏やかそうな外見をしてらっしゃる。映画やTVだといかつい役者がやってたりするが、現実は正反対のようですね。
 たぶん「自分に勝つ」ってことが心身とも追い込む極限状態の中で出来ているから、こういう表情、それこそ悟りに到達するんじゃないでしょうか。
 こういう方々なら、もし人の心が生むのが「魔」やら「鬼」なのだとしたら、それを祓うことができるように思えてきます。

 意外と、日本の宗教の再生って、こういう場所から始まるのかもしれない、なんてことを思いました。修験道は神仏習合(神道と仏教が混然一体)になってるから、実はこれが永らく日本人の宗教のスタンダードだったんで、一番しっくりくるはずです。
(ここから神道が分離されて国家神道となっていくのが明治政府の差し金で、実はそんなの日本の歴史からいったらごく短い期間でしかない)
 まあともかく葬式仏教では絶対ダメですね。奴等は事業として宗教を営んでますから、根本が卑しい。

 もっとも、修験者の皆さんはガチで命がけの修行をやっているので、亡くなる方も少なくないそうです。現代的装備でも危ない場所へ、昔ながらの修験者の装束で行くんだから当たり前。でも携帯電話くらいは持っているのだろうか?(w) あの恰好でスマホで話していたら面白いんだけどなあ。こんなことを書いていると怒られる。(でもさすがに遭難に備えて電源切った携帯くらいは持ってそうな気も?)

 これに比べたら、キリスト教の神父・牧師なんて、ブクブク太ってるわ目は濁っているわで、ただの変質者やで(w)。顔つきも悟りとはほど遠いしな。正に煩悩の塊り。実際つい数年前もローマ法王が神父へ、少年を教会で襲うのは止めろ、って声明出してるしなあ。
(昔の教会は基本女人禁制で、教会音楽のために女声の代用としてボーイソプラノを使った、これが少年合唱団の始まり。これに神父が欲情するw)

 西洋音楽はこういう場所で生まれたということを、俺たちはしっかりと認識しておかねばならないだろう、ってこの人最後に無理やり音楽に繋げたよ。
posted by 幻覚おじさん/gen-o at 12:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

コンペ、負けて勝つとのはこのことか

 とうとう作曲コンペ(音楽制作)でお金を稼ぎました。
 生まれて初めてです、ってボカロ曲売ってたりするが、あれはほぼ誤差みたいな額なので…

 まあ結論だけいえばそれで合ってるんですが、実態は何と言いますか、実にホロ苦い経緯になりまして。いやーこれは予想もしなかった遥か斜め上。

 コンペに通ったわけではありません。なのに報酬が支払われるということは……まあ察して下さい。ガチの音楽業界みたいなブラックな場所以外では、こういうことも時々あるわけです。大体わかるでしょ?
 もちろん、ハックとかID割ったとか不正な手段で得た報酬ではありません。れっきとしたコンペサイトが定めたルールで支払われる正規のものです。

 しかしこれはクライアントさんに悪いことをした、と心から思う。結局最終的に望んだ曲は得られなかったようだしなあ(自分以外の参加者も全員落ちてる、でも報酬はGET)。次回があれば捲土重来といきたいところだけど、こればっかりは、その時にどれ位忙しいかにもよるし、参加できるかさえ不明。もし機会があればもちろんまた全力でやりたいが。
 今後もコツコツ、自分なりに良い音楽を作っていくことで、回り回って恩返しができれば……位しか今は言えません。いやあこれはホロ苦い。

 額としては、もう立派に税務署に一時所得として申告しなければいけないレベルです。自分は自営業で青色申告だから、そもそも少額だろうがなんだろうがすべて記帳するわけですよ。これは間違いなく音楽(作曲)で稼いだお金、ということになりますね。(逆に他のことを書いたら怒られる…ハズ)


 実は別のコンペサイトで、作詞で通ったのが去年の7月で、作曲コンペに参戦したのはその後だから、ほぼ1年で「作曲でお金を稼ぐ」という目標を達成したわけです(どんなに早くても1年はかかると思ってた)。ただ、まさかこういう形態で、とは夢にも思わなかったが。

 まあこれも曲を作り続けていたからこそ、と言えばそうなので、作曲やってて良かったと思いますが。
 なかなかに複雑な気分の秋を迎えることになりました。

(大体こういうものは同じだが、月末締めで実際の支払いは来月終わり)
ラベル:コンペ 制作
posted by 幻覚おじさん/gen-o at 02:58| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月04日

ゆるキャラ汚れ系?

 名古屋の人にしかわからんと思う話。

 先日、熱田あたりの堀川沿いを散歩してたんですね。熱田というのは熱田神宮の一帯で、堀川というのは名古屋城を建造する時に作られた古い運河です。
 この堀川、市の中心部を通ってるんですが、まあどこの都市でもそうだと思うけど、こういう所は水がもうコーヒー色で(笑)。ドブ川といった方が早いかも、まだ木材の運搬には細々と使われているようだけど。

 で、周辺は緑も多く、公園もあって散歩には持ってこい(暑いのを除けば)なんですが、人通りもあんまりないし。ふと見ると工事現場みたいなゾーンの柵に、看板があって、ゆるキャラが描いてある。
 こいつがまた、どうも身体の輪郭がはっきりしないというか、有り体にいえば全体的に油膜っぽいというか、なんだろこれ?と思って眺めてた。
 そしたら、しばらく行ったところにまた看板があって、そこに説明が書いてあった。どうやら「ホリゴン」というらしい(ポリゴン、ではない)。堀川に棲んでいる恐竜で、油色ではなく透明なんだと。かなり苦しいが、川の水があれではいた仕方ない。堀川が建造された時からいるらしいが、最近は水が汚れて姿を隠してしまった。早く水をきれいにしてホリゴンに会おう!というのがキャッチフレーズらしい。

 しかしどう見ても全体的にブルーカラーなんだわこれが(w)。言ってみればゆるキャラ・汚れ系。最近はゆるキャラも数が増えてこんなのまで出てきたんですね。
 興味のある方は検索して見て下さい。
(今見たら、正体はティラノらしい? 体長2.5m/体重2トン)
 着ぐるみも出来ているなあ。…あ、あれが本体ですね、中に人はいません。

 一体どこまで増えるのか、ゆるキャラ(一説では二千体を超えているとか)。まあいわゆるマスコットキャラみたいなのも今は一緒くたにされているのでそうなるが、ゆるキャラは特に、行政宣伝や街おこしの手段として使われるところが特徴といえそうです。
 その起源は古墳時代のハニワにまで遡る、なんて書きたいところだが、あきらかにポケモンあたりが直接の起源だろうな(笑)。(ハニワが祖先としても)
 しかし、ハニワも当時の行政(?)が権力者の副葬品としたわけで、そういう意味ではまさにゆるキャラの直系元祖ってことかもしれん。

 ただ「ゴミを捨てるな」、の注意書きでは人は見てくれないし、こうやってちょっとでもアピール手段になっているのは面白いところ。しかし、ゆるキャラは増えてイラスト業界や着ぐるみ業界は潤っているのに、音楽業界はダメですね(笑)。ゆるキャラソングって聞かないものなあ。それともどこも営業をかけてないだけか?

 ということで、休日に散歩しながら、アレンジのアイディアを練ったりするのが最近のマイブームです。音楽理論も大事だが、アレンジはそれより発想の勝負みたいなところがある。
posted by 幻覚おじさん/gen-o at 18:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

Fメジャー・キーの不思議

たまには作曲やってる人間っぽいことを書いてみよう。
Fメジャー・キーについて。

以前もこの調(へ長調ですね)の曲を書いてて感じたんだけど、なぜかこの調を使うと雰囲気が微妙にブルーな感じなるんですね。
(ブルーノート的な意味で)
普通にただメジャースケールなのになんでだろう?と思っていたんだが、この度ようやくその謎が解けました。わかってみれば簡単で。

知っている人は知っていると思うが、Fメジャーの音階はB(シ)の音がフラットしてるんですね。
これでピンと来た人は鋭い。そう、これってCメジャーの場合のブルーノートなんです、まさに。
FメジャーとCメジャーはどちらも白鍵ばかりのスケールで、FメジャーはBだけがフラットしています、だから耳が(Cメジャーに慣れているから)ついCメジャーかと勘違いして「ん?ブルーノート?」ってなるようなんですわ。
(定義上のブルーノートは、キーの中に他に2音あります、念のため)

どうも現代人は思った以上にCメジャースケールに慣らされているようで、別におらは絶対音感もありませんが、かなり「基準スケール」として耳に染み付いているようです。ここからの「ズレ」で、結構いろんなことを感じてしまうようなんですね。
たぶんピアノを白鍵だけ「ド」から弾くとそうなるからでしょう。これは万国共通。

たとえばC#メジャーの曲は、よく言えばウキウキした感じ・活発な感じ、悪く言えば(?)ふわふわインチキっぽい、イミテーションな感じ。これは一番慣れ親しんだCメジャーから半音上がった状態なので、耳が一番「違和感」を感じやすいから、と説明できます。しかも半音上がっているからなんだかアッパー(笑)なんですね。
逆にBメジャーは、同じような感じではあるが半音下がっているため、落ち着いて感じます。

Dメジャーは全音上がっているため、ちょっと高揚感があります。シャープも2つだからあまり音の違和感はない。
Eメジャーともなると、シャープの数も4つになり、なんだか壮大な世界が感じられる、うんだんだん適当になってきた(笑)。

こんな風に、キーによって結構特有の「性格」があるようです、どうやら。
それも全部最強の「スタンダード」Cがあるからこそ。あ、Cは一番素直でクセのない、なんにでも合うご飯か食パンのようなおいしいスケールといえるでしょう。かなり適当。

こういうこと(調の性格付け)は、どこか海外の偉いクラシック作曲家か評論家が言ってたと思うが、自分はてっきりデムパだと思ってました(笑)。が、どうやら本当にあるようなんですわ。

歌物だと、実際は人間の歌える範囲が中央Cを中心に限られているので、さらに調の性格付けが進みそう。終止感のある音はキーによって一つなので(Cなら無論C)、これもメロ作りに影響するし、それでこのキーだとこんな曲調が多い、って統計的な偏りがありそうに思います。

キーというのもただの音の高低ではない、面白いところです。
posted by 幻覚おじさん/gen-o at 02:38| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月20日

曲を大量に書くということ

冨田勲先生の経歴で、「そういえば……」と最近気付いたこと。
実はこのブログのすぐ下の追悼記事の中でも書いたんだけど、20代の氏は娯楽映画の劇伴を書きまくっていて、それは従来あまりご本人の口からも、経歴紹介でも語られてこなかった。たぶん作曲家としてキャリアの最初期で、経験を積むための期間であったからでしょう。
(「スイッチト・オン・ヒット&ロック」の存在が公式にはほぼ伏せられていたのと、似たような理由と思われるw)
冨田先生ですら、作曲の仕事を始めて間もない頃は、こうして大量に仕事をこなして力をつけていったんだな、と。
大事なことなのでもう一度言いますね、「冨田先生ですら」ですわ。

いわんや俺をや……(汗)(汗)(汗)

そう、もし先生が100曲書いたというなら、自分は一体何曲書かねばならないのか。千でも一万でも足りない。でもさすがにそれだと死にますから(w)、せめて3桁までは分量を書かないと、お話にならないでしょう。スタートラインにも立てない。

どんな分野でもそうですが、職業としたいなら(お金を稼ぎたいなら)、まず分量をこなしてノウハウを身につけていかないと、これはどうしようもない。人より早く大量に高品質のものを作れるのが「プロ」ですから。
(もしあなたがアーティストなら、1年に1曲でもいいです)
これはライティングの分野でも、無論同じこと。

これを気付いてからは、謙虚にコンペに取り組むようになりましたわ。コンペという機会を捉えて経験を積むのだ、という意識の持ち方ですね。落ちて当たり前(プロでも落ちるのが普通)、通ればラッキー。無論その好運を呼び込むのは実力で、それは大量に書かないと身につきません。

実際のところ、修行といってしまえばなんだか辛そうに聞こえるかもしれないが、これは楽しい修行ですから。これを修行と言ったら怒られるくらい。

どんな世界でも甘くないが、音楽に限っていえば、これほどハッピーな苦行(?)もないので。自分、かなり面白い生活になりました。

posted by 幻覚おじさん/gen-o at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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